「日本一の大大名と将軍さま」山本博文著 この本は加賀百万石の江戸時代初期の当主について確かな史料から、著者が大事と思うポイントごとに記している。次の章に分かれている。「前田利長の天下分け目」「百万石経営への道筋」「前田利常と百万石の黄金時代」「前田光高と徳川家光」「前田綱紀の時代へ」である。 利家が秀吉死後1年後に逝去。その時に利長は大坂から離れる。そこで家康から謀… コメント:0 2024年09月12日 加賀藩史 続きを読むread more
「そのとき、西洋では 時代で比べる日本美術と西洋美術」宮下規久朗著 この本は、古代から現代までの日本美術と西洋美術を並行して論じた本である。 本では「先史から古代」「中世ー相違するものと類似するもの」「近世ー並行する2つの歴史」「近代から現代-共振する美術」と章を分けているが、必ずしも同時代を比較しているのではない。 読む前は、時代ごとに共通する要素があるのかと思ったが、そういう要素もあれ… コメント:0 2024年09月06日 美術史 続きを読むread more
「天下人たちの文化戦略 科学の眼でみる桃山文化」北野信彦著 著者は保存修復科学という分野の専門家であり、桃山期、江戸初期の建物や工芸品という文化財の修復に携わってきており、その経験から生まれた著書である。 プロローグとエピローグを除いて、次のような章に分かれている。「本能寺の変の現場」「塗装にみる文化戦略ー秀吉の仁王胴具足」「桃山茶陶から色絵京焼へ」「金碧障壁(障屏)画と初期洋風画」「秀吉が… コメント:0 2024年09月05日 桃山時代 工芸 続きを読むread more